アクティブシニアのための心臓病読本

図3 おすすめ長寿食は“コレ”!!

ネバネバ3兄弟 腸内細菌のエサとなるのは、主に水溶性の食物繊維で す。たくさんかき混ぜていっぱい糸を引かせた納豆に、ヤ マイモ、オクラ、モロヘイヤ、メカブなどのネバネバ食材を 2つ加え、醤油で味つけするだけの簡単料理です。この「ネ バネバ3兄弟」を小鉢に山盛りにして、毎日食べると、腸は とても元気になります。

「便秘は万病のもと」といわれます。腸の健康度は、毎日決 まった時間に排便があるかどうかで、そして大便の形状でも 知ることができます。便秘の解消には手軽で即効性がある「モ ズク酢」です。お酢の酢酸には、小腸をさっと活気づける作用 があります。同時に、モズクに含まれる豊富な水溶性食物繊維 が、腸内細菌のエサになります。「酢酸+水溶性食物繊維」の コンビネーションは、小腸から大腸までを連携して元気にして くれるのです。パック入りモズク酢も活用してもいいですが、理 想はお酢と醤油とモズクをあえるだけの手づくりです。 モズク酢

活性酸素は、私たちの体の細胞や各組織を「酸化」させま す。細胞の酸化が加齢とともに進むことで、細胞はもとの働き を十分に行えないほど劣化し、内臓や組織の働きを衰えさせ ます。ですから、酸化を防ぐ食品̶ 抗酸化力の強い食べ物をと ることが大切です。何よりもおすすめなのがトマトです。 トマト

腸内細菌の中で、もっとも数と種類が多いのが日和見菌です。 その名の通り、善玉菌と悪玉菌の形勢を見て、有利なほうの味方 をする菌たちのことです。このうち「デブ菌」と「ヤセ菌」があり、善 玉菌とヤセ菌は、高食物繊維-低脂肪の食事を好みます。「食物繊 維+酢」の組み合わせは、ヤセ体質になるためのゴールデンコン ビでもあるのです。そのいち押しのメニューが酢キャベツです。 酢キャベツ

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