0830_福岡県脳卒中ノートbook

【家庭でケアしたいこと】

言語障害の後遺症がある場合

●失語症 脳の言葉を司る部分「言語野」が傷ついたために起こり、 「聞く・話す・読む・書く」など言語全体に障害が及びます。 傷ついた脳の場所によって症状が違い、リハビリ方法も異 なります。 一般的に脳の前方が傷つくと、聞くことよりも話すこと の障害が強くなり、後方が傷つくと、聞き取りが難しく、 話す言葉にも間違いが多くなります。

▲ 失語症の人への接し方 ● 短く、はっきりと、表情豊かに話しかけましょう。

● 漢字や数字などで要点を書いて示すと理解しやすくなります。 ● 言い間違いを訂正するより話の流れで推測することも大切です。 ● 言葉が出にくい時は「はい」か「いいえ」で答えられる質問を。 ● 言葉を話すよう無理強いせず、表情などで安心感を与えましょう。 ● 50 音表の指差しは話すことより難しいので使えません。

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