やまだい50周年誌電子ブック

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皆さまに愛され、 社会を豊かにする 一助でありつづけること。

常務取締役 山下 哲弘

株式会社やまだいがここに創立50周年を迎える こと。そして、その歴史と伝統を残す記念誌が制作 されることを心より喜ばしく思います。また50年 もの歳月を走り抜け、拡大し続けてきたやまだいの 歴史を改めて誇りに思います。 2011年の中小企業庁の発表によれば、創業から 20年も経つと約50%の企業が消滅するとされてい ます。これが創立50年ともなると、その確率は限 りなく0に近づきます。「続かないのが当たり前」 「現状維持は衰退の始まり」そんなシビアな資本経 済のもとで50年間変化しつづけ、愛され続けてき た歴史の重みを感じます。また同時に、それを支え てくださっている関係者の皆さまに、この場を借り て、心より感謝申し上げたいと思います。平素より 格別なご厚情を賜り、誠にありがとうございます。

思えば、私が物心ついた頃から今に至るまで、やまだいはずっと隣にある存在でした。幼い頃はまだ ほんの数店舗しかなく、率直に「地元うきはの小さなお店」というイメージでした。当時はまだ物流セ ンターなども特になく、自宅に商品在庫がダンボール山積みで置いてあったことを記憶しています。 それが年を経るにつれて一店舗、また一店舗と拡大していきました。今から25年前、私自身がやっ と物心つき始めたような頃、トリアス久山に新店をオープン。同年末には二日市店を展開。その翌年に は(前代の)物流センターを獲得。さらにその翌年はまるふぢ商事株式会社を吸収合併し、清川店・警 弥郷店・田村店を開店。さらにその数年後には…と、次々に拡大していくのを肌で感じておりました。 最新店舗となる荒尾店に関しては、私自身も大いに携わり、お客様に愛され続けることのありがたさ・ 難しさ・奥深さを存分に味わっております。 私自身がやまだいの一員として携わるようになってから、早くも7年が経過しました。その7年の間 にも、コロナ禍や急速な円安など、市場のゲームチェンジが次々と起こっています。これからの時代、 これまでの50年よりもさらにギアを上げた社会変化が明らかに予想されます。だからこそ、企業とし ての信頼や伝統、それらの良いところは強く継承しつつも、時代の変化を的確に捉え、視野を広く持っ て、大胆かつしなやかに生き抜く度量が試されているように感じます。そのようなスタンスで、今後も 自身の責務を全うしていく所存です。 やまだいが皆さまに愛され、社会を豊かにする一助でありつづけることを、経営に携わる者として 切に願っております。 末筆となりますが、株式会社やまだい並びにそれに関わる皆さまの今後の発展とご多幸を祈念いたし まして、結びの言葉をさせていただきます。

53 やまだい 50周年記念誌

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